当院で案内する検査

当院でご案内することの多い検査

検査全般に言えることですが、目的をはっきりさせることがとても大切です。無意味な検査は時間とお金の浪費ばかりでなく、身体に悪影響を及ぼすことがあります。一方、必要なのに検査を行わないことは、致命的な結果に至ることがあります。また、医師は検査だけで診断する訳ではありません。診断は「検査結果」と、目で見て診察した結果である「身体所見」、およびその他の経過などを総合的に考慮して、結論するものです。特に、神経を扱う分野では、患者様が診察室に入って椅子に座るまでの数秒の動きだけで診断がつくことも、決して珍しくありません。無駄な検査は行わず、必要な検査は迷わず提案する。当院はこの2点を徹底致します。検査内容や、その必要性など、納得のいくまで十分ご相談下さい。

また、各種検査は、1回でもそれなりに意味はありますが、時間を開けて同じ検査をした結果の「変化」もとても重要です。たとえば何らかの治療を予定している場合、治療の効果判定の為には、治療前のデータが必要です。このように「後で比較するために取るデータ」(「コントロール」や「対照群」と言います)がある、ということも是非ご承知おき下さい。

受診される際に、他院で行った検査の結果をお持ちでしたら、是非ご提示下さい。
当院の院内で実施可能なものは、血液検査と、血圧、心電図、血圧脈波検査です。その他の検査は、近隣医療機関をご案内致します。

検体検査(血液検査、尿検査など、「体の一部」を採取するもの)

大学病院などで実績豊富なSRL社の完全バックアップのもと、迅速かつ極めて多彩な検査メニューをご案内可能です。いわゆる「採血」ですが、血液からは非常に多くの情報を得ることができます。検査項目の内容により、料金や、結果判明までの時間が異なります。特別な連絡がなければ、検査前のお食事や生活に制限はありません。

生理検査(血圧、脈波、心電図や、超音波検査など、「体の機能」を測定するもの)

いずれも身体への負担がほとんどない検査です。身体の状態は、秒より細かく、常に変化し続けています。特に血圧はとても大切です。できればご自宅でも測ってみて下さい。

画像検査(CT、MRI、レントゲンなど、「体の中」を可視化するもの)

画像検査(CT、MRI、レントゲンなど、「体の中」を可視化するもの)CTはレントゲンと同じX線という放射線、MRIは磁石と電磁波で体の内部を映し出します。当院のように、頭痛を主に診る場合は、ほぼMRIのみで検査が完結します。
脳の場合、CTとMRIはそれぞれ得意分野が異なるため、どちらがより優れた検査か、という分け方はできません。脳の場合、1回の検査でCTだと20枚、MRIだと100枚程度の画像が得られます。CTはX線による被ばくがあり、妊娠中の方や3歳未満のお子様には特に必要最小限とすべきです。MRIは磁力に金属が反応するため、体内にペースメーカーなどの金属の埋め込みがある場合は避けた方が良く、歯科矯正をされている場合はノイズで脳の一部がほとんど見えないなどの問題が発生します。また、入れ墨・タトゥー・パーマネントアイライン・カラーコンタクトレンズなどは、微量の金属が含まれるため、火傷する可能性があります。過去およそ20年以内の脳の手術、心臓や頸動脈などの「ステント」はほぼ問題ありません。その他金属の材質にもよりますので、不明点は必ず事前にお確かめ下さい。CTは10~30秒、MRIは20~40分かかります。MRIは狭い機械の中に入るので、閉所恐怖症の方はお勧めできません。また、特にMRIの場合は、撮影時間が長いため、部位によっては2回に分ける必要があります。

CTとMRIの違い

CTはX線検査で、MRIは磁気共鳴を利用した検査です。どちらも体の内部を詳細に調べることができますが、それぞれ特徴、メリットやデメリットがあって、状態などによって適した検査を選んで行うことが重要です。

CTとMRIのメリットとデメリット

CT MRI
メリット 撮影時間が10~15分程度と比較的短い
頭部外傷・脳出血・くも膜下出血など、緊急性の高いケースの検査に有効
骨の状態の情報も得られる
放射線被ばくがない
組織間コントラストに優れ、任意の断層像を得られる
多数の撮像方法があり、複数の撮影法によって病変の質的評価が可能
造影剤を使わずに血管画像が得られる
早期の脳梗塞発見や脳ドックに有効で脊髄・関節などの状態も確かめられる
デメリット 放射線被ばくがある
造影剤を使わないと血管が分からない
体内に金属などがある場合には検査できない
撮影時間30分程度と比較的長い
検査器械の中は狭く騒音が激しい場所に入る必要がある

他にもCTは骨や空気の影響を受け、MRTは影響を受けないなどの違いもあります。

CTでわかること

CTは、造影剤を使わない単純CTと、造影剤を用いる造影CTに分けられます。

単純CTによる検査でわかること

骨が良く見えるため、特に頭部の外傷に力を発揮します。
CTでは発見が難しい脳疾患には、脳梗塞、髄膜炎、脳炎、脳膿瘍があります。
脳の血管を見るには造影剤が必要ですが、MRIよりも精度が高く、詳細なデータが得られます。

造影CTによる検査でわかること

造影CTは、血管に造影剤という薬剤を注入してCTで撮影する検査です。血流によって運ばれた造影剤によって特定の場所が目立つように撮影できます。造影剤はCT画像に白く映るため、流れて行った先の血管が造影されて白く映ります。これによって血管の形の異常を発見できます。

こうしたことから造影CTは、脳動脈瘤、脳動静脈奇形、一部の脳腫瘍の発見に有効です。脳動脈瘤や脳動静脈奇形は深刻な出血の原因になるため、出血を起こす前に発見して適切な治療を受けることが特に重要です。また、脳出血やくも膜下出血の疑いがある場合も、出血の原因や場所を調べるために造影CTを行います。

MRIでわかること

MRIは頭部の幅広い疾患の診断に有効な検査です。撮影方法を変えることでさまざまな情報を得られるため、総合的な判断にも大きく役立ちます。

くも膜下出血、脳梗塞、もやもや病などの血管の異常、脳腫瘍、脳膿瘍などの診断に役立つ情報を得ることができますし、早期の脳梗塞の発見にも役立ちます。

またMRIでは多数の撮影方法があります。たとえば造影剤を血管に注入して行う造影MRIでは、脳腫瘍の種類や大きさを確認できるなど、さらに多くの情報を得ることができます。

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