群発頭痛

群発頭痛とは

群発頭痛とは群発頭痛は、何年かに一度、一定期間に集中して連日のように激しい頭痛が起こりますが、それをすぎると嘘のように頭痛が治まってしまうタイプの頭痛です。頭痛が起こる期間を群発期と呼び、半年から2年に1回程度群発期になって、1~2ヶ月程度続くケースが多くなっています。
群発期で頭痛が起こるのは夜間や明け方が多く、「目がえぐられるよう」「キリで刺されるよう」と表現される激しい痛みを起こします。頭痛の持続時間は15分から3時間程度です。痛みを起こすのは片側の目の奥で、あまりの痛みでじっとしていられないということもあります。また、痛みを起こしている側の目や顔などに頭痛以外の症状が起こることもあります。涙・目の充血・瞳孔縮小、鼻詰まり・鼻水、額などの汗、耳閉感などがあります。働き盛りの男性の発症が多く、群発期にアルコールを摂取すると数時間以内に頭痛を起こすとされています。他に狭心症の治療薬のニトログリセリン、気圧の急激な変化なども頭痛を起こすきっかけになるとされています。

群発頭痛の原因

自律神経症状をコントロールしている視床下部の異常や、目の奥にある内頸動脈という太い血管の周囲を守る海綿静脈洞の異常な腫れなどが関わっていると考えられています。また、ホルモンバランス、体内時計、遺伝子、水痘ウイルスによる帯状疱疹などの関与も指摘されていますが、はっきりとした原因はわかっていません。

群発頭痛の治療

群発頭痛の治療緊張型頭痛との違いは明確ですが、片頭痛との診断に迷うこともあります。中には片頭痛と群発頭痛を両方お持ちの方もいらっしゃいます。診療では患者さまのお話をしっかりうかがうことが重要になります。頭痛が起こった際に余裕があれば、目などを鏡で確認して涙や充血など頭痛以外の症状がないか確認してください。なお、群発期にはアルコール摂取や喫煙を控え、十分な睡眠時間を確保してください。適切な治療を続けて生活習慣を改善することで頻度や程度の改善を目指します。
群発頭痛の治療は、薬物療法が中心になりますが、トリプタン製剤の自己注射以外は、決め手に欠けるのも現状です。

薬物療法

発作時の治療薬として、トリプタン系薬剤で効果が得られるケースが多くなっています。スマトリプタンの在宅自己注射は極めて有効な手段ですが、自宅で自分で注射するため、注射器の使い方について、しっかりと指導を受けていただいています。注射が難しい場合は、スマトリプタンの点鼻薬も有効です。まず外来でご相談下さい。
深刻な病気ではないことを確かめましょう。
群発頭痛のような激しい頭痛は、深刻な脳疾患によって起こることもあります。群発頭痛は痛みこそ激しいものの、命に危険が及ぶことはありませんが、脳疾患によって激しい頭痛が起こった場合には放置してしまうと命に関わる可能性があります。群発頭痛がある場合、脳疾患による頭痛を見過ごしてしまいやすい傾向があります。専門医を受診して他に疾患がないかをしっかり確認してもらい、適切な治療を受けてQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上につなげましょう。当院では専門医が丁寧にお話をうかがって、必要な検査を行った上で適切に診断しています。激しい頭痛があったら我慢せず、気軽にご相談ください。

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